落合博満野球記念館 (10 画像)
落合博満と南紀太地の出会いは、トレーニングで初めてこの地を訪れたときに始まった。以来、北国生まれの落合にとって さんさんと陽光が降り注ぐここ南国の地は第2の故郷となり、別荘を設けた。野球人としての落合がグラウンドに在るなら、ここにはユニホームを脱いだ人間・落合、自然人・落合の姿がある。南紀太地の大いなる自然は、落合のパワー充電の場であり、心なごむプライベートソーンでもある。
ユニークな六角形の記念館は落合の現役時代の背番号「6」にちなんで設計されたもの。前庭には野球教室も開けるミニグラウンドが広がっている。エントランスを入ると、1階がギャラリースペースとビデオシアター。三冠王を始め、500を超えるトロフィーが並び、落合博満の栄光と、その野球人生のすべてを物語る。2階の喫茶「ベースボールヒーロー」からは雄大な熊野の海が一望のもと、ゆったりとしたくつろぎのひとときとともに、運がよければホエールウオッチングも楽しめる。
ここは日本初のプロ野球個人記念館であると同時に、落合ファミリーのいわばゲストハウス、もうひとつのホームベースでもある。オフの時には落合博満みずから喫茶「ベースボールヒーロー」でコーヒーをサービスすることもある。

●落合博満の挨拶
1993(平成5)年12月、日本初のプロ野球個人記念館「落合博満野球記念館」をこの熊野灘の雄大な自然に抱かれた南紀太地町に開館することができ、私はほんとうに幸せであると思っています。ここには野球を土台にして育ってきた落合博満のすべてがあり、私の野球人生で獲得した史上初の3回の三冠王を含むあらゆるタイトルが集約されています。雪深い秋田県の田舎で育った私は、険しい山路を毎日歩いて通学したものでした。私の体力の基礎は、そのような環境から養われたのかも知れません。一流の野球選手とは一流の基礎体力と野球センスの上に成り立つものです。1998(平成10)年20年の現役生活を引退しましたが、今後もひとりでも多くの少年少女たちに野球の素晴らしさを知ってもらいたい、そしてこの記念館が次代のヒーロー、明日を担う野球少年達の夢を育むベースキャンプとなればと願っています。

・和歌山県東牟婁郡太地町太地字神の浦1099-5
公式ホームページ

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