えの木てい本店 (5 画像)
かつて外国人居留地であった横浜山手には大正から昭和初期にかけて建てられたレトロな洋館が今でもあちらこちらに点在している。
「えの木てい本店」もその洋館のひとつで、1927(昭和2)年日本人建築家朝香吉蔵が設計した英国式の洋館で当時を偲ばせる貴重な建築物としても知られている。元はアメリカン人検事が暮らしていたが、1970(昭和45)年に現オーナーの両親が自宅用に買い取った。
歴史的建築物として有名なこの洋館には多くの人が撮影に訪れていた。もともとお菓子やお料理を作るのが大好きだった現オーナーの母は、時折そんな人々を招きいれて自家製のケーキとお茶でおもてなしをしていたのが始まりで、1979(昭和54)年、1階のリビングをカフェとしてオープンした。店名は庭にある大きな榎から名づけられた。
木製の上げ下げ窓、冬は薪を焚く暖炉、150年以上も昔のアンティーク家具など、古き良き山手の雰囲気を漂わせるティールームでは、レアチーズケーキや英国風スコーンなどオープン以来のレシピをそのまま受け継ぐ人気メニューが今も健在である。

・神奈川県横浜市中区山手町89-6
公式ホームページ

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